初タカラジェンヌ

わけあって引っ越すことにした。 今日は契約が終わって鍵をもらったので、部屋に荷物をおいて、周辺をぶらぶらと散歩した。 家から宝塚大劇場までは、20分弱だ。 ぶらぶらと散歩する程度の距離なのに加えて、途中の道が花がたくさん植えられたプロムナード(花の道っていうらしい)なのでとても気持ちいい。 時間はだいたい6時半頃だったろうか。 女性が大勢集まっているのが遠くから見えた。 少し薄暗かったので、バーベキューでもして、たったまま食べてるのかな?とついおもってしまった。 そんな間違いをしたのは道が少し曲がっていたので、その先がよく見えなかったせいだと思う。 少し歩くと、宝塚大劇場の裏口とおぼしき場所だった。 女性たちは、何人かずつで固まりを作り、同じ上着を着ていた。 そして、出口から背が高くてさっそうとした美人が出てくると、「特定の種類の上着を着ている集団」だけがその女性についていく。 上着は、女性=タカラジェンヌによって異なるようだ。 要するには「出待ち」をしていたのだ。 僕はそれを横目で見ながら立ち去ったが、内心はやはり、タカラジェンヌを初めてみたことで動揺していた。 もちろん誰だかは分からないが、人垣がたくさん出来る人であればあるほど、表情に力が見られ、人を引きつける魅力を持っているように感じた。 まあ、詳しくはこれから宝塚に住むのでゆっくり見てみよう。