生ごみの堆肥化

11月9日から、エコロジー・エネルギー・ブログでコンポスター日記というのが掲載されています。 僕は鹿児島に住んでいたときには、庭に30センチかける20センチで、深さ15センチぐらいの木箱を埋めて堆肥化してました。 今年の秋からは、ベランダに放置してある植木鉢に埋めています。これは深さが50センチほどありますが、直径は25センチぐらいでそんなに大きくありません。 家の生ごみを堆肥化するというと、出来た堆肥の使い道に困るから・・・といって二の足を踏む人が多いですね。 でも、エコロジー・エネルギー・ブログでも書かれていますが、実際やってみると、思ったよりも堆肥は増えません。 むしろ、増えているようには思えません。 これだけだと、肥料としては考えられないぐらい量は少ないです。 なんとなく、堆肥のやり場に困る人は機械式の生ごみ処理機でやっているせいかなと思います。あれはほとんどごみを乾燥させるだけで発酵させないように見えますし、基材も結構使いますから。 それから、野菜くず中心で堆肥を作ると、窒素分が結構少なめなのであんまり栄養分も豊富ではないと、以前人から聞きました。 確かに、江戸時代後期に農業生産が増えたのはニシンとか鰯の干したものを畑に入れたからだと聞きます。 だいたい生ごみは多いように見えて、乾燥させると10分の1ぐらいになりますし、そこから発効させるとさらに縮むはずです。 そうなると、毎日の生活から出る生ごみ程度ではとても家庭菜園には足らないでしょうねえ。落ち葉とか入れたら別ですし、ベランダの植木鉢にあげるぐらいならいいかも知れませんが。 ついでに言うと、最近はやりのマクロビオティックとか禅などの作法で料理をすると、野菜の皮をむかないので、食べ残しでもしない限り生ごみがほとんど出ません。 だから、うちの生ごみはお茶がらとコーヒー豆ばっかりだったりします。 大きめの植木鉢がベランダに余っていたら、それに土をいっぱい入れて、生ごみを入れはじめてはどうでしょうか。 土の量はほとんど変わらないと思いますが、土の質自体は半年ぐらいすれば良くなるのではないかと思います。