40年で石油は枯渇しない・・・だから何なんだ?

原油が枯渇するなんて大ウソという記事がライブドアニュースに出ていた。そういう話、大ウソっていうことの方がどうかと思うけどなあ。 (ネタ元はここ) 原油が枯渇してくれば、代替エネルギーの開発が進むし、現在コストの関係で利用されていない油田(精製がむずかしいオイルサンドとか)がコスト的に合うようになってくるのは記事のとおりだ。 だけど、そんなこと、いまさら、センセーショナルにいうようなことかどうかは正直疑問。 それに、原油が枯渇しなくても、代替エネルギーが普及しても、おそらく「僕には買えない」んじゃないかな。 ちなみに、代替エネルギーというのは、原子力やメタノールなどだし、将来的にはメタンハイドレードなんかのことで、これらを合わせると、確かに将来のエネルギー供給はそんなに問題ではない。 だけど、エネルギーの専門家はそんなこと問題にしてるんじゃない。 エネルギー供給の問題一つとっても、原油から他のエネルギーへの代替がどれほど早く進むか?という課題がある。 例えば、あなたの家の車、ブラジルで普及するアルコールも使えるタイプに買い替えるのはいつになりそう? もう一つの課題が、原油枯渇に伴ってじりじりと上がるエネルギー全体の価格に我々庶民の生活がついていけるのかという問題だ。 今、コスト的に合わない油田から原油が抽出できるようになるということは、原油価格がそれだけ高くなるということだ。 (原油価格はおそらく、こういう油田での採掘コストに見合った価格で高止まりする。こういう原油価格が無限に上昇するのを止めるような技術をバックストップテクノロジーという) 我々の所得はおそらくそんなに上がらない。 ということは、原油が枯渇するかどうかなんて今までによくいわれている問題だし、本質的な問題じゃない。 重要なのは、20世紀の経済を支えてきた、安くて安定的に供給されるエネルギー源がなくなるということだ。 エネルギー価格が高くなったからといって消費量を減らすのは結構大変なこと。 ちょっとの省エネならできるけど、ずっとそれを続けるのは大変やし、さらにそこから減らすのはしんどいでしょ?