2009年もよろしくお願いします。

ときどきエコを訪問して下さっているみなさま、2008年はお世話になりました。 2009年はもう少し書き込みを増やしていくつもりです。 よろしくおつきあい下さい。 2008年は、「100年に一度の大不況」「不測の事態」と口をそろえて言うエコノミストを見て、自分もその一員であるかと思うと、なんだか自分の仕事が嫌になりました。 以前から2008年初頭までの状態はバブルだって言われていたし、信用力のきわめて低い人への貸し付けに始まるサブプライムローンは非常にリスクが高いということも自明のことでした。 そして、これからの不況、ほんとうに1920年前後の不況と比べてすごいのか?あるいは、その前に同様の不況があったのか? 明治維新からまだ140年ぐらいしか経っていないのに、いかにも何度も同じようなことが繰り返して言いるかのようにいう軽々しさがばかばかしく思えます。 今大事なことは、現在の不況を乗り切って、あの誰もが好況を実感できなかった日々に戻るのではなく、これからどういう社会を作りたいのか、みんなで考えることです。 数ヶ月レベルで行動する緊急対策は大事ですが、同時に長期的な視点での議論を進めないと、何も残りません。 景気対策と新しい社会への移行を同時に進めるような公共支出こそ今は大事だと感じます。 僕は、これからの世の中、地方での雇用をしっかりと作っていくべきと考えています。 農業をやりたい人々が暮らせる社会、地方で手に職を持った人が暮らせる社会、都市にさまざまな財を供給するための産業が成り立つ社会を目指すことが望ましいと思います。 2009年は、こういう社会を実現するための政策を提言していくことをこのサイトの主な目的にしていく予定です。