保育制度ってほんとうにこれでいいのかな?

こどもの保育園探し、ずいぶん苦労しています。 なんとか、入れそうなところが見つかりそうで、一安心です。 それはいいのですが、ちょっと気になるのが保育園に通っているこどもと育児休業の関係です。 保育園に通っているこどもの親が、次の子ができて産休・育休に入ったばあい、こどもは保育園を退園しなければなりません。 熊本市独自の制度なのかとも思ったのですが、これを見る限り、そうでもないのかも知れません。 そもそも、産休中、育児なんてできるか?という問題があります。 こども産んだばかりで大変な母親が、新生児のめんどうを見ながら、元気な3歳児の相手というのは、かなり大変そうです。 もう一つは、これだけ保育園の定員が埋まっている状態で、せっかく入った保育園をいったん退園してしまえば、その枠はすぐに埋まってしまいます。 お役所は、「余裕があれば定員を超えて復帰させてもいい」というケースもあるようですが、保育園側にそんな余裕なんてないでしょう。 育児休業中はこどもを養育できるはずだから、保育園に通わせる必要はないというのが、この制度の根拠です。 ですが、育児休業が終わって、職場に復帰しようにも、こどもを預ける場所がなければどうにもなりません。 すごい苦労をしてようやく見つけた保育園から退園しなくてはならないのだとしたら、次のこども、産みたくなると思いますか? なんか、すごくお役所的な考え方だなあって思ってしまいます。 とりあえず、役所関係者は保育園の入園、優先順位は自動的に最下位になるようにしてみたらどうでしょう。 そうしたら、本当の意味で、痛みがよくわかると思う。 こんなことを書いてはみましたが、実際のところ、こどもができるまで、育児環境への関心はまったくありませんでした。 なんというか、今まで関心を持たずに、育児は当事者にお任せという態度をすごく反省しています。 子育ては社会全体でしなければならないものだというのは、頭では分かっていたのですが、どうもまだまだ他人事だったようです。