原発の状況(更新終了)

原発情報が錯綜していてよく分からないので、新情報が出るたびに整理します。

←3月22日。原発に関して、最悪の危機は脱したと感じますので、更新を終了します。今後の工事等については、改めて記事を作成して、ウォッチしていきます。 また、長期的な影響についてはまだ不透明すぎて分からない部分も多いと感じます。ただ、放射性物質の飛散はほとんどないように感じます。 今は海の汚染が心配です。

福島には第一第二で計10基の原発があります。また、宮城の女川に3基ありますが、こちらは現状では停止しており、問題は発生してないようです。 第一原発、一号機、二号機、三号機、四号機がんばれ!

福島第一原発

1号機

建設後、40年と非常に古い。 ポンプ異常。建屋爆発。炉心溶融。 圧力容器にホウ酸を混ぜた海水を注入。 「冷却がしっかりとなされていると、合理的に推測される外形的なデータになっている」(16日午後6時の枝野氏会見)

2号機

ポンプ異常。 海水注入も検討中。 14日13時、すべての冷却機能を喪失。 14日17時、燃料が露出する。その後、圧力容器内へ海水注入で水位が上昇。 15日午前6時頃、爆発音。再び燃料露出。圧力抑制プールに欠損が見つかった。 蒸気か煙を放出中。おそらくここから強い放射線が発生。

3号機

原子炉

MOX燃料を使用。(プルトニウムを混ぜた燃料。) 炉心にホウ酸を混ぜた海水を注入中。 (http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110313/t10014651151000.html) 14日午前11時分、建屋が水素爆発。 「冷却がしっかりとなされていると、合理的に推測される外形的なデータになっている」(16日午後6時の枝野氏会見)

使用済み核燃料保管プール

プールの水の量が減少→沸騰。 17日、燃料保管プールに対して、自衛隊ヘリによる上空からの放水後、自衛隊の消防車が放水中。 ・防衛省は今回の任務を巡り、隊員個人の累積被ばく総量限度を通常時の50ミリシーベルトから100ミリシーベルトに倍増した。

4号機

15日火災発生。 「格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールの温度が、通常の40度から84度に上がっている」 東電によると、4号機の原子炉建屋は5階建てで、爆発により屋根が損傷し、午前9時38分には4階北西部付近から出火。正午前には鎮火状態になった。 4号機の燃料は、原子炉の定期検査のため、建屋の5階南側にある使用済み核燃料プールにすべて移されていた。午前4時38分、プールの水温上昇を確認。水素爆発はプール内の使用済み核燃料から発生した水素と酸素が反応して起きたらしい。 4号機では、シュラウドと呼ばれる原子炉を囲む構造物の交換作業中で、プールの水位が通常より少なかった。このため、プールの温度が上昇したと考えられる。 (http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110315k0000e040029000c.html) 機動隊によって、側面から燃料保管プールへの放水中。

5号機

メンテナンスで停止中。15日、冷却装置の動力が不十分(?)でじわじわと温度上昇中。 18日、6号機の非常用のディーゼル発電機1台が復旧し、使用済み燃料プールの水を送る機能が回復した。

6号機

メンテナンスで停止中。15日、冷却装置の動力が不十分(?)でじわじわと温度上昇中。 18日、6号機の非常用のディーゼル発電機1台が復旧し、この電源を使って、同じように冷却機能が確保できなくなっている5号機と6号機の両方で、使用済み燃料プールの水を送る機能が回復した。

福島第二原発

1号機

異常。14日午前3時冷却機能回復。 14日午後、「冷温停止」状態で核燃料の分裂が停止。

2号機

異常。14日午前7時冷却機能回復。 14日午後、「冷温停止」状態で核燃料の分裂が停止。

3号機

不明。正常と見られる。

4号機

異常。14日現在、冷却ポンプのモーター交換中。

東海第2発電所(茨城県)

東日本大震災で東海第2発電所(茨城県東海村)の使用済み燃料プールから微量の放射能を持つ水が床にあふれたと発表した。水量は計約3万8000リットル。外部への放射能の影響はないという。 同発電所は運転中だったが、地震の揺れで原子炉は自動停止した。津波により非常用ディーゼル発電機用の海水ポンプが停止したが、残りの非常用電源で原子炉の冷却を進めている。 (http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110314k0000m040098000c.html)

情報源

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110314k0000m040064000c.html

原子力資料情報室:

市民団体として、原子力問題に継続的に関わってきている団体。外部の立場から専門家を交えて、今回の事故について、解説を行っている。 Twitter @CNICJapan http://twitter.com/CNICJapan Ustream ユーザー名 CNIC_JAPAN http://www.ustream.tv/user/CNIC_JAPAN 中継画面 http://www.ustream.tv/channel/cnic-news