どのくらい家庭で森林資源を活用すれば森を守れるのか?

簡単に計算してみたところ、日本の森林蓄積、毎年一人当たり0.72立米ずつ増加しているようだ。 現在の森林蓄積が十分な量であると仮定すると、日本に住む人が毎年消費すべき木材の量ということになる。 で、適当に林業白書から数字を拾いながら、現在の消費量を考えてみると、0.72立米どころか、その20%弱しか消費できていない。 今後は、木製品(紙も含めて)の国産化を進めつつ、消費拡大を考える必要がある。 森林資源の消費といってぱっと考えつくのは、薪ストーブやペレットストーブの活用だが、これは、1世帯が1シーズンで4−5立米ぐらいの消費らしい。所有率は1%にも満たないはずだし、これを5%ぐらいまで増加させるのは非常に困難だろう。 また、紙の消費を増やそうというのは、ちょっと抵抗がある。 住宅の木造化・国産材の活用といっても、住宅の長寿命化を合わせて考えるならば、そこまで大きな消費にはならないはずだ。 と、こんな事を考えると、やはり農業のビニールハウスの加温とか、温泉の加温、あるいは発電などにチップを使うのがよい気がする。 火力発電の次は、木力発電! 野菜なんかも、森林資源をエネルギーとして利用して栽培したものですとか表示するようにするとかもおもしろいかも知れない。 正直、これだけものあまりの時代に、木製品を買おうといわれても、買っても置く場所ないなあって感じる。 それよりも、普段消費しているものの素材(エネルギー)を少し木質のものに置き換えてくれると、あまり意識しなくてもそれなりの量が消費できる。 次の問題は、チップをハウスの加温に使ったとして、僕らが一年で食べる温室野菜がどのくらいの量かって事。 どこかに資料ないかなあ。 省エネルギーセンターの資料が使えるかな?